ウォーター

第六百二十一部

 
「うん、とにかく先ずお腹いっぱい食べること。それが一番大事だよ。いつも由美ちゃんは自炊してて人の作ったものなんてあんまり食べてないんだから、こう言う時に思い切り食べないと。夜は長いよ」
「はい、嬉しいですぅ」
由美は安心したのか、再び食べ始めた。もう最初の豚玉は二つともほとんど残っていない。
「もう少しで次が焼けるけど、それまでに少し鉄板の端っこで他のを焼こうか」
そう言うと宏一は具を載せた皿から他の具を取り出して焼き始めた。簡単な焼き肉といった感じで、牛肉とキャベツとタマネギだ。
「由美ちゃん、牛肉は直ぐに焼けるから火が通り過ぎないうちに食べてね」
「宏一さんも食べてください。一緒に食べたいです」
少しお腹が落ち着いてきたのか、由美は宏一にも勧める余裕が出てきた。
「うん、いただくよ」
「宏一さんが作ったのに、『いただく』なんて」
「そうか、それじゃ、お先に」
「ああん、それ私のぉ」
由美は宏一がちょうど焼けてきた肉に箸を延ばしたので文句を言った。しかし、そんな会話が二人には楽しい。二人はシーフードお好み焼きが焼けるまでワイワイ言いながら簡易焼き肉を楽しんだ。
「そろそろかな?先ずは大阪風が焼ける頃だけど・・・・うん、大丈夫だ」
宏一はそう言うと、ソースを塗って仕上げをすると、由美に切り分けた。
「うわぁ、シーフード」
宏一は直ぐに広島風の仕上げに入る。ただ、こちらは麺を焼いたり乗せたりと手間が掛かるが。
「宏一さん、このシーフード、すごく美味しいです。海老はプリプリだし、イカもタコも。すっごい。宏一さんも食べて食べて」
「うん、そうだね」
宏一は大阪風を一口食べながら広島風の仕上げをして、更にビールを飲んだ。
「ふふふ、宏一さん、お店の人みたい」
「どうして」
「だって、すっごく手際が良いし、あれもこれもって同時にやってるし」
「そうか、でもちゃんと食べてるよ。自分で作って言うのもなんだけど、確かに美味しいって思うよ」
「お店ができると思います」
「ははは、プロはそんな簡単じゃ無いと思うけど、褒めてくれてありがとう。さぁ、そろそろ広島風も焼き上がるよ。こっちは牡蠣が入ってるからね」
宏一が取り分けると、由美は嬉しそうに大きな口を開けてパクついた。すると、由美の目がまん丸になった。
「熱かった?」
慌てて宏一が聞くと、由美は落ち着いてから言った。
「口の中に牡蠣のお汁がピュッて出てきて、びっくりしちゃいました。でも、すっごく美味しいです」
「そうかぁ、やっぱり広島風は牡蠣なんだね。生地、麺、具、って階層になってるから大阪風よりも牡蠣を焼くのに向いているのかもね。俺も食べてみようかな」
「早く食べてみてぇ。絶対美味しいからぁ」
「うん、そうだね。これも美味しいなぁ。牡蠣とソースがこんなに合うなんて知らなかったよ」
由美はそのまま二つのお好み焼きを仲良く半分ずつ食べ、更に小さな豚玉を宏一に作ってもらってそれも食べた。そして、由美がデザートに移る頃、宏一もやっとお好み焼きを満足できるほど食べることができた。由美はデザートのフルーツ盛り合わせを食べながらたい焼きにも手を出し、ニコニコしている。
「おなかいっぱいですぅ。こんなに食べたらお腹が出ちゃうぅ」
「食べ過ぎたのかな?」
「すごく食べ過ぎましたぁ。あんなに美味しいんだもの、我慢なんて絶対むりぃ。宏一さんがあんなに美味しいのを作るからぁ」
「ははは、大丈夫。消化が良いから直ぐに落ち着いてくるよ」
宏一はそう言って由美にもっと食べるように進めたが、由美はもうお腹いっぱいだ。
「そうですかぁ?ちょっと苦しいけど、眠くなってきたかも」
由美はそう言うと、宏一の隣に写ってきて宏一に寄りかかってきた。宏一はまだビールとカクテルを飲みながら残った具を焼いている。
「宏一さん、眠くなってきたぁ、抱っこしてぇ」
由美はそう言うと宏一の膝の上に身体を横たえてきた。
「おやおや、今日は甘えんぼだね」
宏一は左手で由美の首を支えて膝の上に寝かせると、右手でつまみを食べて酒を飲んでいる。
「宏一さん、美味しい?」
「うん、由美ちゃんを抱いたままお酒を飲むなんて、なかなかできないからね」
宏一がそう言うと、由美はちょっとがっかりした感じで言った。
「そうなんだ」
その口調に敏感に反応した宏一は、由美を見下ろして聞いた。
「どうしたの?」
「別に」
「だって、何か由美ちゃんの返事、何か言いたそうだったから」
「そんなことないけど」
「けど?」
「・・・・・ううん、なんでもない」
「そんなこと言わないで教えてよ」
「ううん・・・・それだけ?って」
「え?どういうこと?」
宏一は知らずに地雷を踏んでしまったことに気が付いた。そして、慌てて飲んでいたものを一気に空にすると、改めて由美を抱っこした。
「ごめんよ。ちょっと気が緩んじゃったみたい」
「そんな・・・お酒を止めなくたって。飲んでて良いのに」
「だって、由美ちゃんの機嫌が悪くなったし」
それを聞いた由美は、『まるで私がお酒を止めさせたみたいに言わなくたって』と思った。そう、宏一は更に地雷を踏んだのだ。
「由美ちゃん、今日は由美ちゃんに楽しんで欲しいんだ。それが第一、他にはないよ」
それを聞いた由美は、それは宏一の本心だと思った。そして、機嫌を直すことにした。
「それじゃ」
由美は宏一の膝の上から起き上がると、残りのデザートに再び手を付けた。気持ちを一新するためだ。
「ねぇ、宏一さん」
「なんだい?」
「着替えてきてもいい?」
「着替え?良いよ、もちろん」
「私が着替えてる間、宏一さんは何してるの?」
「そうだなぁ、残りで新しいお好み焼きを焼いておいて、後で食べたくなったら食べれば良いし、残ったら由美ちゃんに持って帰って貰えば良いってのはどう?」
「分かりましたぁ。着替えてきます」
由美は素っ気なく言うと、荷物から着替えを持って立ち上がってバスルームに向かった。ただ、宏一は由美が喜ぶと思ってそう言ったのに、意外に由美が喜ばなかったので、どう言えば良かったのだろう?と考えていた。
宏一はお好み焼きを夜食兼おみやげ用に焼きながら、由美とは気持ちが通じ合っていると思っているが、それでもこう言う些細な行き違いは簡単に起こるものだと思った。宏一は気を緩めてはいけないと改めて気を引き締めた。
ちょうど宏一が用意したものを全部焼き終わった頃、やっと由美が出てきた。どうやら改めてシャワーを浴びたらしい。それに着替えと言っていたのに制服姿なのは変わらない。一瞬不思議に思った宏一は、由美は下着を宏一のリクエストのものに着替えたのだと気が付いた。
「お帰り。ちょうど焼けたところだけど、もう少し食べる?」
「ううん、まだお腹いっぱいです。もう絶対無理です」
由美はとんでもないという顔をして言った。
「それじゃ、後は保温にしておくからね」
宏一はそう言うとホットプレートに蓋をして、由美をベッドに誘った。由美は宏一の隣に座りながら、さっき自分がお好み焼きを食べていたちゃぶ台を見つめていた。由美は一つ発見したことがある。由美の位置でちゃぶ台の前に座っていると、ちょうどベッドに背中を向けることになる。だから、宏一が後ろから来て宏一の膝の上に横になると、二人はベッドに一番近い位置に座ることになるので、ベッドに移るのにちゃぶ台が邪魔にならない。
由美は『考えすぎ?それとも・・・・・』と少し考え込んだ。
そう言えばこの部屋にはテレビがない。だから、訪問者が来てもテレビを見る位置というものがないのだ。由美は、それが何を意味するのか考えてしまう。『でも、女の子の陰って言うほどじゃないか』と頭を切替えると、宏一が手を回して脇から胸を包み込んでくるのを静かに受け入れた。
「時間、掛かったね」
「そうですか?ちょっと慣れてなくて・・・ 」
「そう?見ても良い?」
「いいですよ。もちろん」
由美はそう言うと、制服のジッパーに手をかけようとした。
「いいよ。そのまま」
宏一はそう言うと、由美の頭の横に顔をくっつけると、制服の胸当てから胸元を覗き込んだ。由美は宏一の息が掛かるのを感じながらじっとしている。すると、胸元の奥に由美が宏一のために用意した下着が少し見えた。確かにメッシュ生地のようなシースルーだ。
「脱がなくても良いの?」
「うん、直ぐだから」
宏一はそう言うと、そっと征服の上から可愛らしいお気に入りの膨らみを撫で始めた。由美は『直ぐだから』といった意味が、直ぐに脱がすという意味ではなく、直ぐに由美が我慢できなくなっておねだりさせられるという意味なのだと気が付いた。少し恥ずかしかったが、それは宏一の好きにして欲しかったので、そのまま制服の上から乳房を撫でられることにした。
「いつもみたいな綺麗な部屋じゃなくてごめんね」
「ううん、宏一さんが暮らしてる部屋が良い。私こそ、無理を言ったし」
「由美ちゃんが来てくれるって言うから、ちょっと掃除もしたけど、あんまり綺麗になってないんだ。でも、由美ちゃんと明日の朝まで一緒に居られるのはとっても嬉しくて、だからいっぱい買い物したんだよ。気に入ってくれたみたいで本当に嬉しいよ」
「本当に美味しかったです。なんかとっても幸せです」
由美は宏一に寄りかかって宏一の吐息を耳と項で受けながら、部屋全体と宏一が自分を包んでいくような錯覚に陥っていた。そして、ここで宏一と暮らしたらどんな気持ちになるのだろう?と思った。『まだ半日以上ある』そう思うと、二人だけで過ごせる喜びが湧き上がってくる。
この前、二人でホテルに泊まったときは景色の素晴らしいすごい部屋だったが、宏一の住んでいる部屋の方が由美には嬉しかった。ホテルは所詮、非日常なのだ。生活感を徹底的に排除したホテルで過ごす時間はリフレッシュには最適だが、心が安らぐ場所ではない。
由美は項をそっと宏一に差し出して吐息をたっぷりと感じていた。すると、だんだん胸の感覚が焦れったくなってきた。
「少し、焦れったくなってきました」
「そう?もう少し焦れったくなりたい?」
「はい」
「そう、我慢できなくなったら教えてね?」
「おねだり、させてくれますか?」
由美は目をつぶって吐息を感じながら聞いた。
「うん、聞きたいな」
「でも・・・・・・・」
「どうしたの?」
「宏一さんに言われた下着を着てるから・・・・・・」
「そうだね。直ぐに脱いだんじゃ買ったのがもったいなくない?」
「でも、宏一さんがきちんと見てくれれば、それで良いです」
「ねぇ、由美ちゃんはさっき着てみて似合ってると思った?」
「はい・・・たぶん・・・・」
実は、由美は家で2回ほど着ているので、今日は3回目だ。
「お金は大丈夫だったの?高かったんじゃない?」
「ううん、いつも宏一さんがくれるお金が余ってたから」
「良かった。由美ちゃんにリクエストしてから、ちょっと心配したんだ」
「優しいですね」
「由美ちゃんのことが気になってただけだよ」
「嬉しいです・・・・・」
もう由美の気持ちは宏一に切り替わっており、早くこのまま裸になって肌で直接宏一を感じたいと思った。全裸で抱き合って口から足の先までを重ねるのだ。全身で宏一を感じて抱き合っているときが由美は一番好きだった。
いかせてもらうのは最高に気持ちいいのでもちろん嬉しいが、その後の抱き合う時間の方が由美は好きだった。気怠い身体を宏一に預けて肌を重ねていると、他には何も要らないとさえ思えてくる。
でも、今日はその前に宏一に下着姿を見せなくてはいけない。そんなことを考えていると、だんだん我慢できなくなってきた。その時、宏一が由美の項をツツーッと唇と舌で愛撫してきた。
「ああぁぁーーーーん、もうダメ、我慢できません」
「どうしたの?」
「おねだりさせてください」
「うん、良いよ。由美ちゃんのおねだりを聞かせて」
「はぁ、はぁ、はぁ、由美はおっぱいを揉んで欲しくて我慢できません。早くこのままおっぱいを揉んでください」
「キャミソールとブラを外さなくて良いの?」
「でも・・・・宏一さんがぁ・・・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「嬉しいよ。それじゃ、先ずはこのままだね」
「ああん、早く揉んでくださいっ・・ああうぅぅぅーーーんっ、はうぅーーーっ、ううーん、あああぁぁん、もっとぉ」


由美は宏一が下着の上から優しく揉み始めると、一気に快感が高まってきた。
「ゆっくりだよ。ゆっくり気持ち良くなりなさい」
「ダメですぅ、ああぁぁぁ、このままじゃ我慢できないですぅ。もういいですかぁ?」
何度もゆっくりと乳房を揉まれる由美は、早く脱ぎたくて仕方なくなった。
「分かったよ。それじゃ、先ず制服を脱いでごらん」
宏一はそう言うと由美を立たせた。由美は立ち上がって宏一の目の前に立つと、ゆっくり制服を脱ぎ始めた。ゆっくり制服を左右に開くと、薄いブルーに包まれた由美の身体が見えてくる。薄いレースのキャミソールの下に、カップがメッシュになったお揃いのブラジャーが見えてきた。
よく見ると、由美の乳首が半分透けて見えている。既に乳房はぷっくり膨らんでメッシュのブラジャー全体を押し上げているし、乳首は少しメッシュの生地から膨らんで自己を主張している。裸はもちろん綺麗だし刺激的だが、やはり下着姿は生々しさがある。シースルーの下着はその生々しさをカバーして裸体の美しさを強調してくれる。
「綺麗だ・・・・・・・」
宏一の言葉に安心した由美は、プリーツスカートをストンと落とした。すると、短めの薄い透けたブルーのキャミソールとお揃いのパンツが見えてきた。パンツも上半分がレースになっており、茂みが透けて見えているが、秘唇は布に隠れて見えない。
「すごい・・・・・・由美ちゃん、最高に綺麗だよ。そのまま回って」
「はい」
由美はゆっくりと回って見せた。宏一の視線が身体中を突き刺すようだ。宏一にいつも裸を見られている由美だが、こんなに突き通すような鋭い視線で身体を見られたことはなかった。恥ずかしいと言うよりは、視線が少し怖いと思った。こんな目つきで見られるなら、裸の方がまだマシだとさえ思えた。それほど宏一は由美の姿に視線が釘付けになった。
「もう・・いいですか?」
由美の言葉に宏一は我に返った。
「ごめん、もちろん。すごく、すっごく綺麗だよ」
「はい、うれしいです」
由美はそう言ったが、嬉しいという感じではなかった。宏一はその口調から、由美に済まないことにしたと思った。
「ごめん、あんまり綺麗で・・・・・夢中になっちゃった。ごめん、いやだった?」
「ううん、良いです。ちょっとびっくりしただけ。もう大丈夫」
「こっちにおいで」
「はい」
宏一は由美を横に座らせると、下着姿の由美の脇から手を入れて、いつものように優しく小ぶりの膨らみを撫で始めた。すると、由美は直ぐに反応した。
「宏一さん・・・・・・それはもう・・・・我慢できなくなりますぅ」
「うん、それじゃ、横になる?」
宏一はそう言って由美を膝の上に横にすると、首を左手で支えた。由美は静かに目をつぶって宏一に全てを任せている。
「嬉しいよ、由美ちゃん、こう言う下着買うの、恥ずかしかっただろう?」
「でも、通販だから・・・・・・・・。それより、宏一さんが気に入るのがどれかなって・・・・それがなかなか分からなくて」
由美は目をつぶったまま答えた。
「直ぐに見つかったの?」
「ううん、意外に見つからなくて、ちょっと探しました。でも、宏一さんが喜んでくれて良かった」
「これを着て学校に行く?」
宏一が聞くと、由美がパチッと目を開けて言った。
「絶対無理です。ダメです。無理です」
「それはそうだろうな・・・・・」
「もし、誰かに見られたら学校に行けなくなります」
「そうなんだ。ごめん、いい加減なこと言っちゃったね」
「いいです、男の人には分からないです」
そう言うと由美は膝の上から見上げた宏一に手を伸ばして引き寄せ、キスをねだってきた。宏一はそのまましばらくキスを楽しんでから、改めて由美を見下ろした。薄いキャミソールの下のメッシュのブラの中心の乳首は上から見ても少しだけ布地を押し上げて居るのがはっきり分かる、乳房は寝ていても相変わらず綺麗な半球形だ。
メッシュ地でシースルーの下着姿の由美の身体全体を改めてゆっくり見ていく。もともとプロポーションが良いので下着姿が綺麗なのは当然なのだが、裸でもないし普段の下着姿でもない姿は再び宏一の視線を釘付けにした。由美はその刺すような視線に耐えながらじっと我慢していたが、できれば早く脱がして欲しいと思った。
「宏一さん・・・・・・」
由美はこの時間が続くのが怖くて声を掛けた。
「ごめん、まだだよ。もう少し待って」
「でも・・・・・」
早く脱がせて欲しい由美のブラジャーの上で宏一の右手の指が遊び始めた。なぞるような、軽くひっかくような微妙な動きだ。
「んっ・・んんんんんんん・・・・んっ」
「どう?いつものブラジャーとは違うの?」
「ぜんぜん違います」
「感じる?」
「はい、とっても」
「それじゃ、こっちは?」
宏一の右手の指は股間へと移動し、両足と股間の間の三角の隙間に入っていった。宏一がお気に入りの空間だ。そっと布地をなぞるだけで由美の身体ははっきり反応した。
「んんーーっ、んあああぁんっ、あ、あ、ああぁぁ、そんなにしないで」
由美は薄い生地のパンツの上から敏感な平らな部分と秘核の隣を刺激され、自然に膝の上で仰け反った。更に宏一は繰り返し愛撫を加えていく。
「ああぁぁぁ、するなら早く脱がせてぇ。この格好は嫌ですぅ」
「綺麗だよ、本当に綺麗だ。由美ちゃん」
宏一の指はパンツの薄い布地を愛撫している。
「ンああぁぁぁぁぁぁぁ、そこばっかりぃ、んああぁぁ、だめぇ、パンツが汚れちゃいますぅ」
「どうせ後は洗濯するんだろ?」
宏一の無神経な言い方に由美は更に嫌がった。
「あああぁぁん、明日も着なくて良いんですかぁ?あああああぁぁぁ、これじゃびしょびしょになっちゃいますぅ」
宏一は言われてその通りだと思った。できれば、明日もこの姿を見てみたい。
「うん、そうだね」
そう言うと、宏一はもう一度由美の下着姿を目に焼き付けると、抱き上げてベッドの中央に移動しようとした。
「ダメ、私がお口でします」
由美はそう言って中央に移動するのを嫌がると、自分から降りて宏一の前に跪いた。そして宏一が立ち上がると、ジッパーを下ろして肉棒を口に入れてから頭を前後に動かして扱きながらスラックスのベルトを外して下半身を脱がせていく。宏一は上を脱ぎながらも由美を見下ろして上から見てもブラジャーのカップの中央に乳首が少し飛び出しているのを見つけた。メッシュ生地だからかも知れないが、生地ごと乳首が飛び出しているのがとても宏一を刺激する。
由美は下半身を脱がせながら、肉棒が既にかなり固くなっていることに少し驚いていた。『やっぱり興奮してるんだ。男の人って不思議』と思ったが、宏一がその気になっていること自体は嬉しいので、首が少し疲れたが極太の固い肉棒をがんばって口で扱きながら下半身を脱がせた。
「さぁ、立ち上がって」
全裸になった宏一は由美を立ち上がらせるとぎゅっと抱きしめた。
「あ」
由美は喜びの声を上げた。宏一はキャミソールを脱がすと、そのまま二人でベッドにゆっくり倒れていく。そして由美が定位置に来ると、そのまま二人はねっとりと長いキスを楽しんだ。宏一の舌に由美の小さな舌があちこちから絡み付いてくる。それが宏一にはとても楽しく、気持ちいい。由美は熱心に何度も舌を絡め、同時に宏一の体重を身体で感じてその気になっていった。
やがてキスが終わった宏一がブラジャーへと興味を移すと、フロントホックではないことに気が付いた。
「外すよ」
宏一の手が背中に回ると、由美はグッと仰け反って宏一の手を背中に受け入れ、パチンとホックが外される感覚に『久しぶり』と思った。
そのまま宏一はブラジャーを脱がすと、露わになった由美の半球形の乳房を優しく揉みながら指先で乳首を可愛がり、更にいきなり右から乳首を口に入れて舌で転がし始めた。
「ああっ、いきなりそんな、あっ、あぁぁぁぁ、だめぇ、いきなりはダメですぅ、夢中になっちゃうぅ、お話しできないですぅ」
由美は宏一がいつものように焦らしたりせずに、いきなり乳房に夢中になったことに嬉しい声を上げた。由美の頭の中で宏一の舌が乳首に絡み付く感触が素晴らしい喜びを生み出し、身体が急速に熱くなっていく。由美の乳首は宏一の口の中でしっかりと舌で転がされている。
「ああぁぁぁ、ダメですぅ、我慢できなくなるぅ、ああぁぁぁ」
由美は宏一が乳房にむしゃぶりつく喜びに、宏一の頭を抱きしめながらもグッグッと足を擦り合わせ始めた。宏一の愛撫はいつもの焦らしてから優しく全体を揉み解して乳首を可愛がるものではなく、明らかに宏一の欲望が溢れ出している。もちろん、強くしたり痛くすることはないが、いつもとは違うワイルドな愛撫に由美は急速に秘核が熱くなるのを感じていた。
「ああぁぁ、宏一さん、宏一さぁん、お願いですぅ。早くぅ、汚れちゃいますぅ」
「そうなの?」
乳房に夢中になっていた宏一がやっと顔を上げて聞いてきた。
「もう我慢はいやぁ。一度目が欲しいです。おねだりしたいです」
由美が潤んだ目で言った。
「うん、良いよ。おねだりしてごらん」
「由美はおちんちんが欲しくて我慢できません。早く宏一さんのおちんちんを由美のおまんこに入れて下さい。おっきくて固いのでおまんこをズボズボして欲しいですぅ」
「うん、100点満点だね。良い子だ」
宏一はそう言いながら由美のパンツを脱がせていくと、由美はグッと腰を大きく持ち上げて協力した。
「直ぐに・・・」
由美が欲しがるので、いつもなら宏一はここで由美の足を開き、秘部に顔を埋めて秘部を舐めてから挿入するのだが、今日は由美の足を広げると、直ぐに挿入の体勢に入った。宏一は肉棒の先端を由美の秘口に当てて由美を見下ろした。
「ああん、そこで止めちゃダメですぅ、早くぅ、直ぐに入れてぇ、このままはいやぁ」
「それじゃ、これくらいかな?」
宏一は先端が秘口の奥の肉門をくぐり抜けるくらいまで入れた。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・そのまま、そのまま奥まで入れてぇ、早くぅ、もっとぉ、もっと入れてぇ。グッて、ああん、早く一つになりたいですぅ」
由美は身悶えしながら少しずつ身体を下にずらして肉棒を少しずつ飲み込んでいく。
「おやおや?由美ちゃん、自分で入れてるの?」
「ああん、そんなこと言っちゃだめぇ、我慢できないですぅ。いっぱい欲しいのぉ」
「それじゃ、こうかな?」
そう言うと宏一は肉棒をググッと締まってきた肉壁の中に押し込んでいった。
「んああぁぁぁーーーーーーーーーーっ、きたぁぁぁーーーーーっ」
由美は喜びの声を上げると、グッと仰け反って乳房を突き上げた。宏一は目の前に差し出されて半球形の乳房を両手で揉みほぐしながら肉棒を一番奥まで入れていく。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
由美の高い声が部屋に響き、同時に由美の足の裏が宏一の腰に当てられた。これで宏一の腰の動きに連動して由美の腰が動く。
「由美ちゃんの身体が最高にして欲しいって言ってるよ。ほうら、ズボズボだよ」
宏一の腰がゆっくり前後に動き始めた。由美の肉壁は既に潤っているが、締め付けが強くなってザラザラが肉棒を締め上げてとても気持ちいい。
「ああぁぁぁぁ、おっきくてステキですぅ、このまま、このままぁ」
由美は仰け反りながらうわごとのようにおねだりをしている。
「由美ちゃんの身体はこんなにエッチになっっちゃって、おちんちんが大好きなんだね。どんどん最高になるんだね」
「ああっ、ああっ、ああっ、全部宏一さんが、ああっ、ああっ、全部教え込んだ癖にぃ、私の身体をこんなにした癖にぃ、ああっ、ああっ、ああっ、いい、いいですぅ、奥まで当たってるぅっ。宏一さんのおっきいのがぁ、奥に当たって気持ちいいっ」
由美は快感が純粋に強いので、もうすぐいけるような予感がしてきた。しかし、宏一はそれを見越して要求した。
「もちろん、最高になるんだよ。だからいっぱい我慢しなさい」
「いやっ、我慢はいやっ、このままいきたい、いかせてぇ」
「そう言う我が儘を言うと・・・・・」
宏一が肉棒を抜くそぶりと見せると、由美は慌てて言った。
「ああっ、ああっ、いや、いきたい、ああっ、ああっ、いやっ、我慢はいやですぅぅ」
由美はそう言いながらいくのを我慢し始めた。宏一の腰の動きに合せてクイクイ動いていた由美の腰の動きが少し小さくなった。しかし由美自身は却って強く我慢しているようだ。
「ああっ、ああっ、いかせて、いきたいですぅ、ああっ、ああっ、ああっ、お願い、いかせて、いかせてぇっ」
「それじゃ、これはどうかな?」
そう言うと宏一は肉棒を一番奥まで押し込んで突き当たりの感触を確かめた。
「うあああああぁ、こわれちゃうぅぅーーーーーっ」
由美は頭を大きく左右に振って嫌がりながら身体の方は一気に駆け上がっていく。由美の色白の身体がスーッとピンクに染まっていく。
「いいよ、いきなさい」
「ああっ、ああっ、つきぬけちゃうぅーっ、げんかいですぅっ、ああっ、ああっ、ああっ、いっきますぅーーーっ・・・はあうぅっ・・・・・はうっ、はうっ、ううっ、ううっ」
由美は激しく身体を大きくビクンッビクンッと震わせた。
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、すごいっ、ですぅっ、はあぁっ、はあっ、はあっ、すごすぎるっ、はあっ、はあっ、はあっ」
「まだだよ」
そう言うと宏一は再び動き始めた。最高に激しくいったばかりの敏感な身体に肉棒を突き立てられ、由美は嫌がった。
「あっ、まだ、待って、待って、今はああっ、いやぁっ、ああっ、いや、いやぁぁっ、ああっ、ああっ、ああぁぁぁっ、だめぇ、また来た、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、良い、また良くなって、ああっ、ああっ、ああっ、このままお代わりを、ああっ、また欲しい、ああっ、また欲しいですぅっ、このままぁっ、抜いちゃいやぁぁぁ」
由美は再び駆け上がっていく。宏一は膝立ちで由美を見下ろしながら、両手で丁寧に乳房を揉み回しながら乳首を可愛がる。


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