第 38 部

             

            久美は声を上げて悶えながら、自分でもどうしてこんなに感じるんだろうと思っていた。今日は自分でも以前よりも感じすぎるのがはっきりと分かった。とにかく、何をされても気持ちいいのだ。首筋までは何とか我慢できたが、乳房を可愛がられてからはとにかく気持ちいい。声を上げながら悶えてしまうのも仕方がない。長らく焦らされた後、やっと幸一が乳房を揉み上げ始めてからは、どうしようもない、と言うくらいむちゃくちゃ感じてしまった。そして感じれば感じるほどもっともっと欲しくなるのだ。

            自分で幸一を受け入れると決めてからの久美は、幸一がどのように自分の身体を開発してくれるのか、そして自分がどんな世界に入っていくのかに夢中になっていた。それは普段、学校で大人しく授業を受けて友達と仲良さそうに笑っている久美とは別の久美だった。

            普段の生活からは隔絶されたこの幸一との世界だからこそのめり込める、久美にとって秘密の世界になっていた。

            幸一は次第に強く乳房を揉み上げているのに、久美が更に欲しがることに驚いていた。今ではかなりしっかりと両方の乳房を揉み続けている。それでも久美はもっと欲しがった。

            しかし、余り強く揉み上げてしまうと次はもっと強くしなければならない。幸一は自分が満足する程度に乳房を楽しみ、たっぷりと久美に声を上げさせると、下へと移った。

            「ああん、いやぁぁ・・・」

            久美は足を擦り合わせ、息を弾ませながらまだ欲しがっている。

            「次はこっちだよ」

            そう言うと久美の足をしっかりと大きく開いた。

            「あん、そこは・・・・・」

            久美は一瞬何かを言いたかったようだが、スッと横を向いて言葉を飲み込んだ。

            「どうしたの?」

            「そこは・・・今・・・恥ずかしい・・・・」

            「ここがこんなに濡れているから?」

            幸一が遠慮無く指摘したが、久美にはもう分かっていたことなので黙っていた。

            「どうしてこんな・・・」

            「いや」

            久美が言葉を遮ると、

            「言っちゃダメ」

            と付け足した。

            「久美ちゃん、可愛がってあげるからね」

            「幸一さんの好きなようにして・・・・」

            「お口でたっぷりと舐めて欲しいの?指でしっかりと可愛がって欲しいの?それとも両方?」

            「それは・・・・」

            久美は足を擦り合わせられなくなったことで発散できなくなった強い疼きを感じながら、

            「・・・・・幸一さんに・・・・・」

            とだけ言った。久美の秘部は既にしっとりと濡れており、今でも少しずつ液体がしみ出している。

            「それじゃ、まずこうしてあげるね」

            幸一はそう言うと、

            「しっかりと足を開いているんだよ。閉じたら止めちゃうからね」

            と言った。

            幸一は指で可愛がるつもりなのだ。久美が少しだけ不安な目で幸一を見つめているが、幸一はかまわず指を中心部へと走らせた。そこは幸一が予想していたとおり、今までで一番潤いを湛えており、濡れ具合だけから言えば直ぐに挿入すら可能なほどだった。そして秘唇は既にだいぶ開いており、直ぐにでも秘核を可愛がることが可能になっていた。

            「あぁっ・・・」

            「ほら、直ぐにここを可愛がれるようになってるんだよ。久美ちゃんはもうここが開いちゃってるんだ」

            幸一はゆっくりと指を動かし、秘核の周りを丁寧になぞり始めた。視線はしっかりと久美の目を見つめている。

            「アアッ、あうぅっ、いあぁ、見ないで、見ないで・・」

            「どうして?おっぱいを揉まれたときはあんなに夢中になってたじゃないの。恥ずかしがることなんか無いでしょ?」

            「あうぅぅっ、アァァーーッ、くうぅぅーっ、そんな目で見ちゃいや」

            「そんな目ってどんな目のこと?」

            「あうぅぅっ、そこっ、あんっ、いやぁっ」

            久美は秘核の下の感じ易いところを可愛がられると、思わず足をキュッと閉じてしまった。足を閉じると秘唇全体で幸一の指を包むことができるので自然に快感が強くなる。

            「ああんっ、そんなにしないで、いやぁ、はあんっ」

            久美は夢中になっていたが、幸一は言いつけを破った久美から快感を取り去った。

            「いやぁっ、やめないで・・・」

            「足を閉じちゃダメって言ったでしょ?」

            「だって、自然に足が動いて・・・」

            「だから最初に言ったの。ちゃんと足を開いていなさい」

            「・・・・・・はい・・」

            「守れる?」

            「・・・・・はい」

            「それじゃ、もう一回してあげるね」

            幸一はそう言うと、再び久美の足を開いて指を使い始めた。

            「あ・・・はっ・・・あうっ・・・・・あんっ、ああぁっ、あーーーっ、いきなりっ」

            久美は再び幸一の指に夢中になった。ただ、夢中になりながらも何度も閉じかけた足を開くように努力している。

            「ここもして欲しいの?」

            幸一がそう言いながら秘口を刺激すると、久美は、

            「して、して、そのまま、お願い」

            と目を潤ませておねだりした。

            「それじゃ、『指でオマンコの中を優しく掻き回して下さい』って言ってごらん」

            「そ、そんなことっ」

            久美は感じていながらも絶句した。さすがにそこまで言えるはずがない。

            「言えないの?」

            「アアンッ、そんなに弱くなったら・・・アンッ、意地悪ぅ」

            幸一は久美が言えるまで指を入れるつもりはなかった。久美にしてみれば、こんな恥ずかしい姿を幸一の目の前に晒しているのに、そぶりだけ見せてしてくれないのはずるいと思った。しかし、幸一はがんとして指を入れようとはしなかった。

            「次はお口だね」

            幸一はそう言うと、久美のバージン最後の秘部に口を付けてゆっくりと味わい始めた。

            「そ、そんなぁっ」

            久美はいつか必ず指を入れてくれるものと思って必死に我慢していたのに、幸一が口に移ったことにがっかりした。

            「どうして?いやなの?それとも直ぐに舐めて欲しいの?」

            幸一はいつものように、最初は秘核の直ぐ近くで久美に話しかけ、声の振動で焦らした。

            「うううぅぅっ、はぁぁぁっ、くぅぅぅっ」

            久美は幸一が指を入れてくれなかったことに対抗するかのように、歯を食いしばって必死に声に耐えた。幸一の思い通りにおねだりしないことで口よりも指を使わせたかったのだ。

            「久美ちゃん、今日は感じ易いんだから、我慢しないでおねだりしてごらん。優しくいっぱい舐めてあげるよ」

            「んんんーーーっ、はーーーーっ、うぅぅーーーっ、はぅーーーっ」

            久美は必死に全力で我慢したが既に我慢の限界に近づいていた。

            「ほら、こんなに大きく膨らんでるよ。感じてるんだね。フッ」

            幸一がそう言って息を吹きかけると、ズーンと強烈な刺激が秘核から湧き上がる。その瞬間に我慢の糸が切れてしまった。

            「ああぁぁーーーーっ、もうダメッ、我慢できないっ」

            久美は幸一の頭に手を回し、グイッと秘部に押し付けようとしたが、幸一は頭を引いてしまった。

            「いやあぁぁっ、なんで?なんでなの?」

            久美は起き上がると半泣きになって幸一に抗議した。言われたとおりにしないからといって、ここまでするのはあんまりだと思った。

            「久美ちゃん、ちゃんとおねだりしなさい」

            「そんなぁ・・・・、許して」

            「ダメ、言われたとおりにしなさい」

            「・・・・・・」

            「そうしたら優しく久美ちゃんを最高にしてあげる」

            「最高に?」

            「そう、最高にしてあげる」

            「・・・・でも、おねだりは・・・・」

            「久美ちゃんの口から聞きたいからおねだりして欲しいんだよ?分かる?久美ちゃんが大好きだからなんだ。だから久美ちゃんの言葉で聞きたいの、分かるよね?」

            久美は良く分からなかったが、何となく返事をした。

            「それじゃ、もう一回してあげる。横になってごらん」

            幸一はそう言うと再び久美を横にして足を開き、秘部を口で可愛がり始めた。

            「アンッ、でも、あうっ、そんなにされたら壊れちゃう、あぁっ、そこまでっ」

            幸一は今度は舌の先で秘唇の周りだけ優しく舐め始めた。そして秘核には息を吹きかけ、声で刺激した。直ぐに久美は我慢の限界に来た。

            「ああぁっ、早クッ、早くうぅっ」

            「久美ちゃん、何て言えばいいのかな?言ってごらん」

            「もうダメッ、絶対我慢できないっ」

            「そう・・・やっぱ」

            「全部舐めてっ、オマンコをっ」

            「手も使っていいよ。好きにしてごらん」

            そう言うと幸一は尖るくらいにカバーから顔を出している真珠色の秘核にそっと舌を這わせた。

            「あぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっ」

            久美には何が何だか分からなくなったが、気が付くといつの間にか夢中になって両手で幸一の顔を秘部に押し付けていた。

            陶然となるような時間だった。夢中で快感を貪った。それは少しの間、欲しいだけ手に入った。久美は自分が声を上げているのかどうかも分からなかったし、両手を使っている意識もなかった。やがて、手を使わなくても十分に気持ちいいことが分かると、幸一に任せて身体を思い切り仰け反らせた。

            「ああぁぁっ、そんなにしないでっ、だめぇっ、あうぅぅっ、やめないで、はぁぁーーっ」

            すると幸一の両手が久美の胸のほうへと伸びてきた。久美はその手を掴むと一気に自分の乳房に宛がった。しかし、幸一の手は乳房を包み込んだまま止まる。その意味は既に分かっていた。

            「早くぅっ、そのままおっぱいを揉んで、揉んでぇっ。それっ、ああぁぁぁぁーーーっ」

            秘核を舐め上げられ、乳房を揉まれる喜びに久美は全てを忘れて夢中になった。