第 56 部

             

            久美の身体は弾力があり、幸一に抱きついてくるとまだ硬い胸の膨らみの感触をたっぷりと楽しむことができた。久美は幸一に身体を擦り付けながらキスを楽しむのに夢中になり、幸一はキスと久美の身体の感触を楽しんだ。

            「久美ちゃん、もっともっと夢中になって良いからね」

            「あん、幸一さんが上手なんだもん。あぁん、背中にそんなに指でされたら、ああぁんっ、意地悪ぅ」

            「背中が感じるの?」

            「とっても不思議な感じなの」

            「おっぱいよりも感じる?」

            「違うの。感じ方がザワッとするって言うか、ああん、またぁ、でもどっちも気持ち良い」

            「それじゃ、今度は背中を可愛がってあげようか?」

            「背中を?これ以外に?」

            「そう、そのまま俯せになって」

            幸一は久美を俯せにすると、項の辺りから愛撫を始めた。

            「ほうら、覚えてないかな?先週も少ししたでしょ?こういうの」

            「はんっ、あうぅぅぅぅ、覚えてるぅ、あん、これ、感じるけど恥ずかしいの」

            「恥ずかしいの?これが?さっきのお口でした時の方が恥ずかしいんじゃないの?」

            「あれも恥ずかしかったけどぉ、でも、あそこはもともと感じる所だから」

            「背中は?」

            「それはぁ、ううぅっ、はあうぅっ」

            「ここが敏感なのかな?」

            幸一は肩胛骨から脇へと少し下がった所に久美の感じやすい場所を発見した。

            「あああぁぁぁぁぁっ、そんなにぃぃぃ、だめぇぇぇっ」

            「気持ち良い?」

            「分かんないぃ」

            「久美ちゃん、嘘をつくと・・・・・、どうなるか知ってる?」

            「ああん、いやぁ、感じたのぉ、こんなところが感じるなんてぇ、ああん、誰にも言っちゃいやぁ」

            「久美ちゃんの身体の秘密は二人だけの大切な秘密だよ」

            「ああぁぁっ、そんなにそこばっかりっ、だめぇっ、くうぅぅぅっ」

            久美は幸一が何度も感じ易い場所を見つける度にシーツを握りしめて顔を枕に埋め、必死になって耐えた。そして、何度も繰り返して指、唇、舌で同じ場所を愛されると、更に感じ易くなっていくような気がした。幸一は時折歯の先で軽く久美の肌をひっかくように愛撫したが、その時久美は全身を硬直させて必死に快感に耐えなくてはいけなかった。

            背中への愛撫は次にどこに来るか予想できないのでいつも不意を突かれる。久美は、たぶんそれが快感を増しているらしいと思った。

            「幸一さん、少し休ませて」

            「どうしたの?」

            「感じすぎて、ああん、頭がぼうっとして、だって凄いんだもん」

            「まだ背中は半分しかしてないよ」

            「お願い、口の中がカラカラなの」

            「それじゃ、オレンジジュースでも飲んでおいで」

            「幸一さんも飲む?」

            「そうだね。それじゃ、俺にはビールを持ってきてくれる?」

            「はい」

            久美はそう言うと、全裸の身体にバスタオルを巻き付けて部屋を出て行った。

            幸一はデスクチェアーに移り、タバコに火を付けてベッドの上を眺めた。まだ二人の温もりが残っているベッドのシーツの皺は、久美が激しく感じたことを記念に残しているかのようにはっきりと久美が付けた形がわかった。その皺をじっと眺めていると、ほんの今まで久美が上げていた声が頭の中に蘇り、肉棒が出番を待ちこがれているかのように鋭く頭を持ち上げてきた。

            ドアが開いて久美が部屋に戻ってくると、

            「あれ?幸一さん、どうしたの?」

            と幸一に近寄ってきた。

            「ほら、あの皺を見てごらん。久美ちゃんが付けた皺だよ。凄い力で握りしめたんだね」

            幸一はそう言ったが、久美はそんなものには全く興味を示さずに肉棒をじっと見つめていた。

            「凄い、上を向いて、動いてる」

            「だって、久美ちゃんがあそこで声を上げてシーツを握りしめていたんだなって思うとね」

            幸一はそう言って缶ビールを受け取ると美味しそうにグビッと飲み始めた。久美もオレンジジュースをコクコク飲んでいたが、まだ視線は肉棒に釘付けになっている。

            「どうしたの?そんなにオチンチンをじっと見て」

            「え?なんでもないの」

            「オレンジジュースを飲んだら、お口で可愛がってくれる?」

            幸一がそう言うと、久美は直ぐに幸一の前に跪いてきた。今までに何度か肉棒を握って口の中に入れたが、これほどマジマジと見たのは初めてだった。そっと指を添えてもまだゆっくりと上下に動いている。

            「凄い。こんなに堅いのに」

            「さぁ、お口で可愛がって」

            幸一が促すと久美は口をめいっぱい開けて太い肉棒を頬張った。グイッと力を入れないと上を向いた肉棒を自分の方に向けることができない。握っても指が完全には回らない太さなので顎が痛くなるほど思いっきり口を開けなくてはならず、余り奥には飲み込めない。

            「うはぁ、冷たいや」

            幸一が声を上げると久美はチラッと上目遣いに幸一を見上げて、『止めた方が良い?』と目で聞いてくる。

            「そのままして。そう、そして入れたり出したり。そう。指は下側を親指で扱くように。そう、暖かくなってきた。う〜ん、これは気持ち良いや」

            幸一は久美のまだぎこちなさの残る奉仕をしばらく楽しんだ。ただこれは久美にとってかなり辛いことで、頭はクラクラするし、少しでも肉棒を深く飲み込みすぎると気持ち悪くなった。それでも幸一が久美の髪を優しく撫でながら『気持ち良いよ』と言ってくれるのでかなり長い時間がんばった。この太いものが自分の中に入ると思うと不思議な気さえするが、それを受け入れられるだけの大人の身体になったのだと思うと嬉しくも思った。そして、先週、これを挿入されて夢中になって声を上げていた自分の姿を想像してしまった。

            「どう?久美ちゃん、欲しい?」

            幸一が久美の頭を優しく止めて聞くと、久美は恥ずかしそうに頷いた。

            「それじゃ、ベッドの上でお尻を上げなさい」

            幸一がそう言うと久美はバスタオルを脱いで言われた通りの格好をした。幸一は久美の横に膝立ちになると、

            「もっと足を開いて、もっとお尻を上げなきゃ」

            と言って少し足を開いて尻を高く上げさせた。

            「いやん、こんな格好させるなんて」

            「この方が感じられるんだよ」

            「この格好だと、丸見えになっちゃうぅ」

            「この暗さじゃよく見えないよ」

            「嘘、ライト使うくせに」

            「使って欲しいの?」

            「いやぁ、そんなにじっくり見られるなんてだめぇ」

            「それじゃ、久美ちゃんの中を確認してから始めるね」

            と言って指を尻から秘口へと這わせていった。

            「あんっ、そこはっ、あんっ、ああぁぁぁーっ」

            「でも、まだ下半分が残ってたよね」

            幸一は指を秘唇に埋めながら久美の背中を唇と舌で可愛がり始めた。

            「あうっ、あうぅっ、いきなり二カ所でするなんてえっ、ああん、幸一さんっ、もっとそっとぉッ」

            「そっとしてるよ。ほうら、こんなにそっとしてるでしょ?」

            「そっとしすぎて感じるのぉッ、ああん、こんなにされたらまたすぐに疲れちゃうっ」

            「いっぱい疲れてごらん。ほうら、ここも感じるんでしょ?」

            「うはあぁっ、いっ、そんなところが感じるっ、嘘ッ、ああぁうぅっ」

            久美は腰の下側も脇にも強い反応を示した。そのおかげか、まだそっと入り口の周りを撫で回しただけだが、何とか十分に潤いが満ちてきたようだ。

            「ああん、そこぉ、そこっ、ねえ、ああん、そこおっ」

            久美はデリケートなタッチしかしない幸一の指を求めて尻を軽く左右に振りながらおねだりを始めた。こうなると久美は自分自信がかなりエッチになり、普段はとても言えない言葉でも言える気分になってくる。既にたっぷりと指での快感を教えこまれている少女の身体は早く次を求めていた。

            「そこ、何て言うおねだりは教えてないよ」

            「ああん、もう良いでしょ?もう準備できたでしょ?」

            「そうだね。良さそうだよ」

            「だったら早くぅ、ねぇ、指入れてぇ」

            「指が良いの?」

            「そうやってまた焦らすぅっ。何でも良いから早く入れてえっ」

            「入れるだけで良いの?」

            「入れてぇ」

            「こう?」

            「ひゃぁぁああぁぁぁぁっ」

            幸一はゆっくりと指を入れていった。しかし、思ったほどまだ久美の中は濡れていない。確かに潤いは十分だが、まだ激しく出し入れできるほどではないし、ましてや中から液体が流れ出すにはほど遠かった。

            久美は幸一がゆっくりと指を入れてくる瞬間をたっぷりと楽しむことができた。特に待ちに待った後だけに最初の数秒は気が遠くなるほど気持ち良い。そしてその後には自分の中からゆっくりと快感が湧き上がってくるのだ。ただ、入り口を過ぎてしまうと余り快感が強くならないので、できるだけ奥まで指を受け入れて手にする快感を増やそうとした。

            「どう?痛い?」

            「だいじょうぶ。もっと・・・」

            「まだ?もっと入れても良い?」

            「いれて。そっと・・・」

            「ほら、指が全部入ったよ」

            「・・・・・・・・」

            「感じてる?」

            「・・・・・ああん、イヤあぁ、早くぅ、ねぇ、早くしてぇ」

            「どうすれば良いんだっけ?」

            「指を抜いたり入れたりぃ」

            「久美ちゃんもだんだんと覚えてきたね。こうすればいい?」

            「ああぁぁぁ、中から感じるぅ、素敵ぃ」

            幸一は久美が言ったように、毎回必ず抜いて秘芯や秘核を可愛がってから中へと戻っていった。しかし、久美はもう挿入感を楽しみたくて仕方ないようだ。

            「ああん、そんなに全部抜いちゃいやぁ」

            「そうなの?抜いたり入れたりして欲しいんでしょ?」

            「全部抜くのはいやぁ、もっと奥までしてぇ」

            「今日はおねだりがとっても上手だね」

            「今そんなこと言わないでぇ」

            「ご褒美が欲しい?」

            「欲しい。ご褒美、ご褒美ぃ」

            「それじゃ手を付いて身体を起こしてごらん」

            幸一は久美を四つん這いの格好にすると、可愛らしい乳房がツンと三角に尖って幸一を待っている。幸一は更に腰の下の敏感な部分を舌で愛しながら秘口に指を施し、久美が声を上げるのを確認してから、いよいよご褒美の乳房をゆっくりと揉み始めた。

            「あああぁぁぁーーーーーーっ、いいぃぃーーーーっ」

            久美ははっきりと声を上げると、グンと仰け反って快感の大きさを表した。幸一は張りのある乳房を左右交互に揉みながら秘口に指を使い、久美を悦楽の境地へと導いていった。ただ、久美が夢中になって声を上げている間でも中に入れている指は比較的ゆっくりとしか動かさなかった。それでも久美には十分すぎるほど強い刺激なので、久美は心臓が激しく動いているのが分かったが四つん這いが崩れるまでたっぷりと幸一の与える快感の海の中を彷徨った。