第 76 部

             

            一瞬、唇が触れる瞬間に久美は再び嫌がったようだが、幸一の唇が久美の小さな唇を探り始めると久美は熱い吐息を漏らしながら積極的に舌も使って応じてきた。久美の手が幸一の首に回され、幸一の首を引き寄せてくる。幸一の唇が首筋へと移ると、

            「はぁッ、ああぁ、幸一さん、アン、幸一さん・・・・」

            と潤んだ目で見つめ、既に夢中になっていることを教えてきた。

            やがて幸一の手が制服の上から膨らみを優しく愛撫し始めると、久美は自然に手を上に上げて幸一に胸を突き出すようにして全てを幸一に任せてきた。

            「久美ちゃん、早く会いたかったよ」

            そう言いながら優しく微妙な愛撫を施す。久美の身体はいつもよりずっと早く反応し始めた。

            「ああん、幸一さん、私だって会いたかった。とっても。そんなにしないで・・・、はぁぁッ、ううん、ダメ、今日は我慢してたから直ぐに・・・・、あっ、はうぅっ・・・」

            久美はたちまち我慢できなくなってきた。久美自身認めたくなかったが、中途半端な食前の愛撫で燻された身体の中には熾きのように小さな火種が燻っており、少しずつ久美の身体の中に火種を広げていたのだ。そして既に久美の身体は愛される時を待ち望んでいた。幸一の指先が乳房の裾野から乳首へと撫で上がっていくと制服の上からの愛撫では我慢できなくなってくる。

            「はぁッ、ああん、いやぁ、幸一さん、ああん」

            「久美ちゃん、もう我慢できなくなってきたの?」

            「だって、さっき幸一さんがあんなことするから」

            「それじゃ、食事の間もずっと我慢してたの?」

            「そんな意地悪、言わないでぇ」

            「久美ちゃんだってして欲しかったんだろう?」

            「そんなこと・・・・・・、ああんっ、ねえ、幸一さん」

            「おねだりしたくなった?」

            久美は恥ずかしそうにコクッと頷いた。

            「それじゃぁ、おねだりしてごらん。でも、ベッドはまだだよ」

            「そんなぁ、ああん、ここはぁ・・・・」

            「この前もここで少ししてからベッドに行ったでしょ?まずおねだりしなさい」

            幸一はそう言ったが、久美自身、もう既に心の決心は付いているし、もともと最初からここでおねだりして可愛がってもらうつもりだったので、直ぐにおねだりを始めた。久美だってベッドまで待てない位この時間を心待ちにしていたのだ。

            しかし、いきなり自分からおねだりをするには抵抗があったので、形だけでも簡単な抵抗をした。

            「先週みたいに凄いことするのはいやぁ、ねぇ、幸一さん、ベッドへ連れてって」

            「何言ってるの。凄い事じゃなくて気持ち良いことでしょ?久美ちゃん、まだ焦らして欲しいの?」

            「それはいやぁ、ねぇ、早くぅ」

            「ちゃんと言いなさい」

            そう言いながら幸一は久美のぷくっと膨らんだ乳房を更に優しく撫で回した。途端に快感の予感が身体の中で吹き上がり、一気に我慢できなくなる。それが自分への言い訳になった。幸一はこう言わないとしてくれないのだから。久美は喘ぐようなハスキーな声で囁いた。

            「幸一さん、もう我慢できません。制服の中に手を入れて、直接おっぱいを揉んで下さい」

            「良い子だ。ちゃんと言えるようになったね」

            そう言うと幸一はリボンの下のジッパーをジーッと引き下げた。久美は少し隠そうとしたが、幸一が制服の左胸を捲って小さいが形良く膨らんだ乳房を露わにすると抵抗を止め、幸一の手がそれを包みやすくするように少しだけそっと胸を突き出した。

            幸一はその乳房に指を這わせながら、

            「おっぱいを揉むだけで良いの?お口は?」

            と言って更に微妙な愛撫で久美を焦らした。

            「あうっ、イヤッ、早クッ、ねえぇ、ああん、意地悪ぅ、お口もぉ、食べてぇ」

            「久美ちゃんは上手におねだりできるようになったね。ほうら、感じてごらん」

            そう言うと幸一はぷくっと膨らんで左胸を優しく包むようにして揉み、それに反応して久美がグッと身体を仰け反らせると乳房の先端で尖っている乳首を口の中に含んだ。

            「ああぁぁーーーっ、はうぅーーーっ」

            久美の頭の中で電気がバチバチッと火花を散らす。

            「良いって言ってごらん」

            「ああん、あうぅっ、はうぅっ」

            久美は仰け反るだけではなく、身体を左右に軽く捻り、足を擦り合わせながら思いっきり悶えた。

            「言えないの?言えないなら・・・・」

            「ああぁぁんっ、いいぃーーっ、いいっ」

            「そうだよ。そうやって感じるんだ。ご褒美だよ」

            幸一はそのまま右の乳房にも同じ事を施した。

            「ああぁぁぁっ、ううぅぅぅっ、あうっ、これもいいぃーーーっ」

            久美は両足を擦り合わせながら仰け反って感じていた。本当に気持ち良い、今まで幸一に愛された時も気持ち良かったが、今日は一段と感じ易くなっているようだ。乳房と同じ位クリトリスも感じている。久美は足を擦り合わせながら何度も声を上げ、大きく仰け反り、幸一に乳房を愛される喜びを身体の中に刻み込んでいった。

            やがて久美が、

            「幸一さん、下も、下も・・・・」

            と言い始めた。足を擦り合わせるだけでは我慢できないほど秘核が膨らんできたのだ。

            「久美ちゃん、おねだりする時はちゃんと言いなさい」

            「ねぇ、あそこも・・・・・・」

            「ちゃんと言えないと、言えるまで我慢だよ」

            「いやぁ、指で可愛がってぇ」

            「それじゃ、まずこうしてからね」

            そう言うと幸一は久美の足をM字に大きく開いてから指を使い始めた。

            「そんなに開いたら見えちゃう・・・」

            久美は最初、そう言ってスカートで隠そうとしたが、幸一が指を使い始めると自分の足がクィクィ動いてしまうので何度スカートを直しても直ぐに捲れてしまう。最後は手でスカートを掴んで茂みの部分だけ隠しているしかなかった。

            「ああっ、はうっ、いいっ、あんっ、ああぁぁぁぁぁ・・・」

            久美は感じると何度も足を閉じようとしたが、その度に幸一に足を開かされた。

            幸一が指を使い始めると、久美の中は濡れ始めた。それは今までになく速いペースだったので、幸一にとっては発見だった。

            「久美ちゃん、今日はもうだいぶ濡れてるよ。どうしてかな?」

            「ああんっ、分かんないッ、知らないッ」

            「だって、ほら、こんなにここが・・・」

            「いやぁっ、そんなにしたら欲しくなるぅッ」

            「なにが?」

            「・・・・嫌あぁっ、そんなの言えないッ」

            「そうなの?それじゃ、もう少ししてみようかな?」

            「あうぅっ、はあぁっ、だめぇっ、そんなに上手に触られたらぁっ、ああんっ、どんどん気持ち良くなっちゃうぅっ」

            「気持ち良くなって良いんだよ。ここをこうしたら気持ち良いのかな?」

            「ひゃぁぁぁぁぁっ、はうっ、はうっ、ああんっ」

            久美は身体を仰け反らせて喜んだ。

            「どうなの?」

            「いいの、とってもいいのぉっ」

            「ここを触った後にこっちを刺激すると・・・・」

            「ああんっ、そこっ、そこっ、お願いッ」

            久美は入り口を刺激されて一気に我慢できなくなった。こうされると快感がグーンと身体を走り抜ける。

            「ちゃんと言わないと、ダメだよ」

            「指を入れて、お願い」

            「どこに?」

            久美は既に夢中になっている。心を決めると目をつぶったまま、小さな声で言った。

            「・・・・・・・オマンコに・・・・」

            「良い子だ。ご褒美だよ」

            幸一は中指を一本、ゆっくりと久美の中へと埋め込んでいった。

            「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

            久美は全身を大きく弓のように仰け反らせて喜んだ。あまりの気持ち良さに気を失いそうだった。しかし、今度はしっかりと足をM字に開いたままだ。幸一は、更にゆっくりと指を軽く回転させながら久美を焦らした。

            「さぁ、このままでいいのかな?」

            「いやぁっ、早く、早くしてぇっ」

            「何を?」

            「指で・・・・指を・・・・」

            「何て言うのか知ってるでしょ?」

            幸一は更に指を微妙に久美の中で動かした。久美の意志ではどうにもならない感覚が吹き上がってくる。もちろん、久美はなんと言えば幸一がしてくれるか知っていた。

            「ズボズボしてぇっ」

            「良い子だ。ちゃんと言えたね」

            幸一はゆっくりと指を動かし始めた。

            「はぁぅーーーっ、はぁぅーーーっ、凄いーーっ」

            再び久美は大きく仰け反った。

            「どうなの?ちゃんと言いなさい」

            久美は仰け反った姿勢のまま、喘ぐように言った。

            「良いの。とっても良い。感じるの。凄いの、止めないで、止めちゃ嫌、お願い、もっと・・・」

            幸一が予想した通り、久美の中の方はかなり潤いが増していた。流れ出すほどではないが、十分な潤いが溜まっており、指を出没させることで入り口も滑らかになってきた。

            ただ、幸一の指は久美の中が滑らかに濡れてきてもゆっくりとしか動かなかった。久美は少しずつ指の穏やかな動きだけでは満足できなくなっていく。それは久美の表情を見ているだけで良く分かった。

            しかし、このまま久美を完全に満足させては次に進めなくなる。幸一は必要以上に久美を満足させないように、指使いに細心の注意を払っていた。ほんの少し、2,3回シュポシュポッと動かしたかと思うと直ぐにゆっくりと動かす。久美は完全に夢中になる暇を与えられないまま、もっと感じよう、もっと気持ち良くなろう、としていったので、結果的に指だけでは満足できなくなっていった。

            それは久美の姿勢を見れば良く分かった。久美はしっかりと足をM字に開き、幸一の指を最大限受け入れようとしていた。スカートで少し隠してはいるが、膝を強く引きつけているので秘部は殆ど剥き出しの状態になっている。それでも久美は秘部をなるべく上に向けようと、更に膝を引きつけて幸一から更に多くの快感を受け取ろうとしていた。

            「久美ちゃん、感じてる?」

            「気持ち良いの。とっても良い・・・。もっと・・・、して・・・」

            「どんな風にして欲しいの?」

            「分かんないぃ、ああん、早くぅ、早くしてくれないと・・・・、我慢できなくなってくるぅ」

            「どんなふうになるの?」

            「ああん、本物が欲しくなっちゃうからぁ、ああぁぁっ、そうやってまた焦らすぅ」

            「どうして?こうやって指をズボズボしてるでしょ?」

            「もっと、もっとぉ、ああん、いいぃっ、これいいっ、ああぁぁ、ねぇ、幸一さん、もう許して、そんなにされたらこれ以上は我慢できないのぉ、ねぇ、早くぅ」

            久美は潤んだ目で幸一を見上げていた。その目は明らかにもっと先を要求している。久美の入り口は中からの液体でかなり潤ってきたので、そろそろ指は止めても良いだろうと思った。

            「それじゃぁ、久美ちゃん、久美ちゃんもしてね」

            そう言って幸一は久美を抱き起こすと、幸一の前の床にぺたんと座らせて足を開いた。ガウンの奥からは既に半分以上の大きさになっている肉棒が顔を覗かせている。久美は幸一が導くままに跪いて肉棒を口に含み、指を添えて扱き始めた。