第 83 部

             

            「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・」

            幸一がそっと久美の秘芯から離れると、二人は全く同じように激しく息を弾ませた。久美は最初、幸一のことまでは全く気が付かなかった。

            幸一は久美を抱き寄せると、うっすらと汗ばんでいる背中を優しく撫で始めた。

            「ああん、まだ少し敏感なのぉ」

            「凄く感じてくれたね。嬉しいよ」

            「なんか、今日はとっても感じるの」

            「どうして?」

            「分かんない。でも、なんかそうみたい」

            「久美ちゃん、きっと感じるのに夢中になれるようになったんじゃない?」

            「え?どういうこと?」

            「たぶん、今までは感じることを恥ずかしがってたから、どこかで感じないようにしてたとか・・・」

            幸一は久美の胸の上にツンと尖っている乳首をそっと撫でた。

            「アアン、だめぇ」

            「ごめん」

            「でも、そうなの?分かんないけど・・・・・。そんなつもりもないんだけど・・・・」

            「でも、久美ちゃんが夢中になってくれて嬉しいよ」

            「そう?幸一さん、私が恥ずかしがった方が嬉しいんじゃない?」

            「確かに恥ずかしがってる久美ちゃんは可愛いけど、感じてる久美ちゃんも凄く可愛いよ」

            「ほんと?」

            「そうだよ」

            幸一は、今度は指先で久美の乳首をコロコロ転がした。

            「ダメよぉ、話ができなくなるぅ」

            「ふふふ・・・」

            「意地悪ぅ。ねぇ、それじゃ、恥ずかしがってから感じればいいの?」

            「今日の久美ちゃんみたいにね」

            「もう、そんなこと言って」

            「幸一さん、男の人に触られると、どうして女の子は感じるの?」

            「え?」

            「もう一回触ってみて」

            「こう?」

            幸一が再び手を伸ばした時、久美は意識的にそれを無視しようとした。幸一の指先が再び乳首を転がす。

            「んんん・・・・・・・・」

            「どう?感じるの?」

            「わかんない・・・・・」

            「それじゃ、これは?」

            幸一はそう言うと、今度は久美の上になって両手で乳房を優しく揉み上げた。

            「う・・・・・・・んんっ・・・・」

            「久美ちゃん、好きだよ」

            「・・・・はぁぁッ、・・・あうぅっ、やっぱりだめぇっ、どうしても感じるぅッ」

            「これも?」

            幸一が更に乳首を口に含む。

            「ああぁぁっ、それいいっ、だめぇっ、ああぁぁんっ、話ができないぃ」

            久美は身体をくねらせて頭を左右に振りながら声を上げて悶えた。

            「あうぅ、もう分かったからぁッ、許して、アアン、ダメよぉ」

            「どんどん感じるね」

            幸一は一通り満足するまで乳房を可愛がると、久美は息を弾ませながら幸一に抱きついてきた。

            「頭の中では分かってるのに、どうしても感じるのぉ」

            「久美ちゃんが感じ易くなったんだね」

            「私の身体をこんな風にしたのは幸一さんでしょ?」

            「そうだね」

            「どんなに他のことに意識を向けても感じちゃうからぁ」

            「それじゃ、満員電車で誰かに触られたら感じちゃうの?」

            「そんなになったら絶対やぁ、幸一さんだけ感じるの」

            「電車の中で痴漢にあっても?」

            「絶対に感じない」

            「今はこんなに感じるのに?」

            「あん、もうしないでぇ、意地悪なんだからぁ」

            久美は幸一の身体の上に乗ると、幸一の首に手を回して自分の頬を幸一の頬に擦り付けた。

            「幸一さん、どこにも行かないで」

            「行かないよ。久美ちゃんと一緒だよ」

            「本当?」

            「分かってくれてると思ってたのに」

            「信じてもいい?」

            「いいよ」

            「幸一さん、好き」

            「久美ちゃんが好き」

            幸一は久美の身体を引き寄せてたっぷりキスをすると、

            「またしたくなっちゃったよ」

            と言った。

            「ええ?またぁ・・・・?だって、さっきもしたのにぃ」

            久美は甘えるように言うと、

            「まだ身体が少し重いの」

            と言った。

            「それじゃ、反対向きになって」

            幸一は久美にシックスナインを要求すると、久美は大人しく言われた通りの姿勢をとった。ただ、幸一の目の前で足を開くのはさすがにかなり抵抗があり、最後は幸一が無理やり体勢を整えた。

            「あん、そんなに開いたら中まで・・・・」

            幸一はベッドサイドのランプのアームを伸ばしてから明かりをつけ、久美の秘部を明るく照らし出す。

            「ああん、それはいやぁ」

            「だめ、このまま」

            「そんなにしっかり見ちゃいやぁ」

            「ほら、ちゃんとお尻をもう少し上げて」

            幸一は足を開いた久美の秘部がしっかりと目の前に来るようにして、明かりの角度を調節した。久美の秘部は先程の強烈な愛撫で茂み全体がかなり濡れており、ぽってりとした秘唇の奥のピンク色の秘核とその周りの部分はプリプリと尖っている。思わず吸い付きたくなるような秘芯だった。

            「久美ちゃん、嫌らしく動いてるよ」

            「いやぁ、そんなこと教えなくて良いのぉ」

            「ゆっくりと入り口が萎んだり緩んだりしてる」

            「そうなの?」

            「うん」

            「もう出血してない?」

            「うん、大丈夫だね」

            久美は高校で、同級生が『やり過ぎてがばがばになってるよ』とからかわれていたことを思い出すと、

            「あそこは、・・・入り口は・・・・・・おっきくなってる?」

            と聞いてみた。

            「ううん、全然。でも、前みたいに小さな切れ目みたいな感じじゃなくて、少しだけ切れ目の奥も見えるかな」

            「いやぁ、もう大きくなったのぉ?」

            「大きくなんてなってないよ。今でも久美ちゃんの中に入るのは大変なんだから。それくらい自分で一番分かってるでしょ?」

            「知ってるけどぉ」

            「あ、少し透明な液体が出てきたよ」

            「そんなに見ないで、いやぁ、ああん。あそこが熱くなってきたぁ」

            「ライトの熱かな?」

            「そうじゃないぃ。幸一さんの視線が熱いのぉ」

            「だって、こんなに可愛らしい物を見てるんだもの。どうしても真剣に見ちゃうよ」

            「真剣に見なくて良いのぉ」

            「ほうら、また透明なのが出てきた」

            「ああん、もういやぁ」

            「食べちゃお」

            幸一は顔を近づけて、そっと舌で秘部を舐め上げた。

            「ああぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ」

            「美味しかったよ」

            「いやぁぁ、そんなのだめぇ」

            一瞬でなくなってしまった快感に、久美は言ってしまってからハッとした。

            「何がダメ?」

            すかさず幸一が聞いてきた。なんと答えていいか分からない。

            「・・・・・・・・・だめなのぉ・・・」

            「なにが?」

            「お口でそんな風に・・・・・・・・舐められるのが・・・・」

            「嫌なの?」

            「それは・・・・」

            「また出てきた。もう一回食べちゃお」

            幸一は同じ事をもう一度だけした。

            「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ、意地悪ぅッ」

            久美の口調から、幸一は久美が嫌がっていないことを確信した。

            「意地悪じゃないよ」

            「幸一さん、お願い」

            「どうしたの?」

            「そんな風にされたら、とっても熱くなって・・・・・」

            「感じた?」

            「そうだけどぉ・・・・その・・・・」

            「言ってごらん」

            幸一はそう言うと、もう一回同じ事を繰り返した。

            「ああうぅぅぅぁぁあんっ、一回だけじゃ嫌ぁ」

            「どういうこと?」

            「するなら・・・もっとして・・・・」

            「久美ちゃんだって、お口でしてくれないと」

            久美は幸一の肉棒をしっかりと握りしめると、口を思いっきり開けて肉棒を含んだ。口の中に入れる度に、こんな大きな物が自分の中に入ってしまうのが不思議な気がする。圧倒的なボリュームを感じながら、これを身体の奥に納めた時の感覚を思い出し、少しずつ身体が熱くなってくるのを感じていた。

            幸一は久美の秘部を見ていたが、久美が肉棒を愛し始めると入り口がより大きく動き出したのが分かった。さっきよりも多くの液体が入り口が萎む度に吐き出されてくる。幸一は迷わず久美の秘部に舌と唇を這わせた。

            「ああぁぁん、だめえぇ」

            「久美ちゃん、止めちゃダメだよ」

            「だってぇ、・・・んぐっ、んぐんぐ・・・・」

            しかし、幸一の感じる快感と久美の感じるのとは次元が違う。久美は幸一の舌がヌメヌメと秘部を舐め回す度に息ができないほどの快感に包まれていった。

            「んふっ、んはっ・・・、んんっ・・・んふぅっ、はぁっ、・・・んぐんふっ・・・」

            そしてとうとう久美は我慢できなくなってきた。

            「んぐっ、ごほっごほっ、ああん、もうできないぃっ」

            久美は肉棒を吐き出し、幸一の茂みに顔を擦り付けて喘ぎ始めたが、幸一は更に同じペースで久美を舐め上げていった。