第 89 部

             

             

            「何が一番好き?」

            「地理が好きかな?ああん、でもぉ、勉強はやっぱりいやぁ」

            「体育は得意なの?」

            「それほどでも・・・・・んん・・・・」

            久美は身体をそっと擦り付けてくる。 

            「そうなの?身体、柔らかいじゃない?」

            「女の子はみんなそうなの。アンッ」

            「そう?久美ちゃんはかなり柔らかい方じゃないの?」

            「そんなに女の子のこと、知ってるの?」

            「そう言う訳じゃないけど。でも、久美ちゃんは柔らかいと思うよ」

            「そんなこと、ないぃぃ。幸一さぁん、もう、ねぇ」

            「クラスでは男の子から声を掛けられたり、した?」

            「知らない2年生から言われたこと、あるけどぉ、ああん、ねえぇ、幸一さぁん」

            久美はだんだん幸一の指で身体に火が付けられていくのを感じ、自分だけ感じてくるのが恥ずかしくなった。

            「その時は付き合ったの?」

            「まだ言わせるのぉ?だってぇ、事故があったからぁ、ああん、そんなこと考えられなかったのぉッ」

            「それじゃぁ、付き合う気はあったんだ」

            「何にもなかったらそうかも知れないけどぉ、ああん、ねえぇっ、幸一さぁん、話をするか触るかどっちかにしてぇ」

            「どっちもするの。それで、格好良い男の子だった?」

            「もう忘れたぁ。幸一さぁん、ねぇ、このままはいやぁ」

            「でも、オチンチンを久美ちゃんの中に入れたら、きっとまた疲れるよ」

            確かに、やっと少し身体が回復してきたとはいえ、今でさえ立ち上がればふらつくような気はした。それでも久美は幸一に触られていることが嬉しく、どんどん次の大波が欲しくなる。このベッドの上では心の底から安心できる安らぎがえられるのだ。

            「ああん、意地悪ぅ。その気にさせておいて、ここまでしてから焦らすなんてぇ」

            「焦らしてなんか無いよ。ほうら、こうするだけでも気持ち良いだろ?」

            幸一は指を背中に沿ってツーッと這わせた。

            「ああぁぁっ、もうっ、とにかく何とかしてえっ」

            「それじゃ、入れなくても気持ち良いことしてあげる。まずおっぱいを可愛がってあげるね」

            そう言うと幸一は久美を自分の上に導き、そのまま乳房を自分の顔の真上に持ってきた。

            「どっちから食べて欲しいのかな?」

            「早くぅぅ」

            「好きな方をお口の上に持ってきてごらん」

            「それじゃ、こっち」

            久美は左の乳房から幸一の口に含ませた。幸一の膝の上で触られている時から、左の方がたくさん触られているので少しだけこっちの方が感度が良いのだ。幸一が淡い色の小さな乳首をそっと口の中に入れて、舌で先端を可愛がり始めると久美は喜びの声を上げた。

            「はうぅぅぅっ」

            右の乳房は幸一の手によって優しく揉み上げられる。

            「ああぁぁん、幸一さん、どんどん気持ち良くなるの。ああぁぁ、どうしてこんなに」

            久美は茂みの中が疼くのを我慢できずに幸一の腹に擦り付けて声を上げた。しかし、そんな程度で慰められるはずもない。

            更に久美は幸一にたっぷりと左を舐めて貰ってから右の乳房を幸一の口に持ってきた。こうやって自分から乳房を変えるのはとてもイヤらしい感じがする。

            「幸一さぁん、気持ち良くて手で支えていられなくなるぅ」

            「ダメだよ。もう少し我慢しなさい」

            「ああぁぁんっ、そんなに気持ち良くされたらぁっ、あうっ、だめぇ」

            久美は自分から乳房を与えているという感覚と快感に酔いしれ、何度も手の力が抜けて崩れ落ちそうになった。

            「それじゃ、次はお口の上においで」

            幸一はそう言うと、久美の身体を上へと引き上げ、茂みを自分の目の前に持ってきた。

            「これをされたらぁ、幸一さん、これはやっぱり・・・・」

            久美は躊躇したが、今日の久美は身体が燃え上がっている。以前にもこれはやったことがあるが、あの時は幸一の方が大きく顔を動かしていたので自分から積極的に動く必要はなかった。しかし、今回は最初から自分で動かなくてはいけないようだ。久美は躊躇いながらも幸一の導く通りに幸一の顔の前で足を開いた。しかし、さすがに直ぐには幸一の顔の上には乗れず、幸一ののど元の上に久美の茂みが当たっている。

            「久美ちゃん、さっきみたいに上手に腰を動かすんだよ」

            「どうやって・・・・・」

            「さっきは上手に腰を動かしていたでしょ?」

            「でも、どうやって・・・・・」

            「自分でちょうど良い位に前後に動かしてごらん。ほら、ベッドのヘッドボードをしっかりと掴んで」

            「だめぇ、動けない」

            「もっとお口の上に来て、こうやって大きく開いて・・・・」

            「ああっ、そんなに開いたら・・・・」

            幸一が久美の茂みを更に引き寄せて足を大きく開いたので、久美の茂みが幸一の口元に当たる位になった。しかし、久美は恥ずかしがって腰を引いてしまった。

            「こうすれば前後に動きやすくなっただろ?」

            幸一が更に久美の腰を引き寄せると、茂みが殆ど幸一の口の上に被さってきた。

            「幸一さん、これ、恥ずかしくて・・・・、動けない」

            「そうかな?」

            幸一は舌を伸ばして久美の茂みの奥を探った。

            「あああぁぁぁーーっ、それっ、だめっ、くうぅぅっ」

            久美は突然の快感に思わずヘッドボードを握りしめた。幸一は更に優しく舌で秘部を探っていく。久美は幸一の舌が自分の真下から敏感な所を探り始めると、とても我慢できなくなることを直感した。

            「さぁ、自分で気持ち良く動いてごらん・・・・・」

            「そんなところから話しかけちゃいやぁ」

            「まだ我慢してるの?・・・・・・」

            「だって、でも・・・、もうっ・・・・」

            「上手にできたらご褒美をしてあげるよ」

            その言葉に久美は反応した。幸一にして貰うご褒美は必ず素晴らしいのだ。

            「幸一さんっ、もうダメッ」

            「動いて・・」

            「ああぁぁぁぁっ、はうぅぅぅっ、あうぅぅっ、ううぅぅぁあぁっ・・・」

            我慢できなくなった久美は自分から腰を使った。最初はズリッズリッと大胆に動いて強烈な快感を味わったが、それだと疲れて直ぐに動けなくなる。久美は何度か止まり掛けたが、その度に幸一の舌が敏感な秘核全体をゆっくりと舐め回すので、堪らなくなって動きを再開した。それを何度か繰り返すと、次第にさほど大きく動かなくても十分に楽しめることに気が付いた。

            「ああぁぁっ、幸一さんっ、これっ、これっ、イイッ」

            久美はちょうど良い動き方を見つけたようだ。これだと幸一の口にちょうど秘部全体が当たっているが、幸一の顔全体を塞ぐわけではないし、幸一の舌がちょうど全体を舐め回してくれる。久美は夢中になった声を上げており、幸一に言われた通りに腰を動かして忠実に秘部を幸一に擦り付けている。幸一は久美の茂みが目の前でクィクィと動いて久美が声を上げるので、久美がちょうど良い動き方を見つけたことを知った。そろそろご褒美の時だ。

            幸一の両手が久美の腰から徐々に這い上がってきた。既に乳房はそれを待ち望んでいただけに思わず久美は声を上げた。

            「幸一さんっ、ご褒美ぃ、早くご褒美してぇっ」

            幸一の両手が久美の乳房を下からグッと掴み、そのまま揉み寄せると久美の身体に電流が走った。

            「はうぅぅぅーーーーーーーーーーっ、それっ、それいいぃぃーーっ」

            久美はご褒美を止めて欲しくなかったので、更に一生懸命に腰を動かした。すると、幸一の舌が久美の一番好きな所を上手に舐め始める。

            「ああっ、そこっ、そこぉっ、そこがいいっ、止めないで、止めちゃいやぁっ、そのままッ、これ最高ーーっ」

            久美はあまりの気持ち良さに、自分が疲れていることもどんな格好で声を上げているかも忘れて、ひたすら最高の世界に夢中になった。

            更に久美は、ヘッドボードに付いていた手を幸一の頭に自ら変えた。幸一の頭を両手でしっかり押さえた方が秘部を擦り付けやすいのだ。敏感な部分だけにこの方が微妙なコントロールが効く。幸一は久美の両手で額を抑えられたので少し驚いたが、久美がそれだけ夢中になっている証拠なのでそのままにしておいた。

            「ああぁぁっ、幸一さあん、このままじゃいっちゃうぅぅっ」

            「・・・・いいよ。いってごらん・・・・・・・・・」

            「いやぁ、これでいっちゃうのはいやぁぁぁ、あああぁぁん、止まらない、止まらないのぉ」

            幸一は舌の動くペースを上げて両手の揉み上げも早くし、乳首を積極的に可愛がった。効果は覿面だった。

            「ああぁぁぁぁっ、ダメッ、そんなにしたらダメエッ、ああぁぁっ、もう、もうダメになっちゃうぅぅっ、ああぁぁぁぁぁぁっ、知らないッ、もういっちゃうからぁぁぁッ」

            久美はそう言うと、

            「あうぅぅぅぅーーっ」

            と声を上げて簡単に身体を硬直させた。いき方から見て、さほど大きな絶頂ではなかったようだが、それでも久美は満足したらしく、身体を硬直させるとぐったりとベッドの上に崩れ落ちていった。

            「ああぁん、意地悪ぅ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、私だけ何てぇ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、欲しかったのにぃ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」

            幸一はぐったりと自分の上に崩れ落ちてくる久美を見ていると、可愛くて仕方がない。直ぐにでも肉棒を挿入して動き捲りたかった。しかし、それをすると更に久美を疲れさせてしまう。幸一は我慢した。

            「久美ちゃん、リビングに行ってるよ。元気になったらおいで」

            そう言うと幸一は久美にタオルケットをそっと掛けてベッドルームを出た。

            「あああぁん、いっちゃうのぉ?身体が動かない・・・ごめんなさい。少しだけ休ませて・・・・」

            久美はそう囁くと目をつぶって身体を休ませた。猛烈に身体が疲れている。このまま寝たら朝まで起きないかも知れない、と思うほど身体中が重かった。さっき疲れていたのにシャワーを浴びて無理やり疲れをとったのが拙かったのかも知れない。久美の意識が深い底に沈む前、『今日の私って少し変。直ぐにまた欲しくなる・・・』そんな想いが意識をよぎっていった。

            取り敢えずリビングに入ると、バーボンのオンザロックを作ってニュースを点けた。しかし、勝手に格好を付けて久美にタオルケットを掛けて出てきたものの、肉棒は中途半端な久美の愛撫だけで置いてけぼりを食った形になり、ムズムズして仕方がない。やはりもう一度ベッドルームに引き返そうか、とも思ったが、そうすれば寝ている久美を起こさずにはいられなくなる。疲れ切って寝ている久美を無理に起こして挿入するというのも可愛そうな気がした。